薬剤師の転職先(臨床開発モニター編)

薬剤師の職種の一つに、「臨床開発モニター」というものがあります。医療新薬を開発するプロセスにおいて、非常に重要な役割を担うポストです。

一般的に、1つの新薬を開発するために必要な年月は約20年と言われています。理由は、新薬を動物や人間に対して投与を行い、効果を初めとした様々な情報を厚生労働省に報告し、認可を得るまでに非常に長いスパンを必要とするからです。

臨床開発に必要なデータには、性別や年齢、体質を初めとして膨大なデータがあります。アルバイトの広告でよく耳にする「治験モニター」というのも、このデータの収集の支援なのです。

開発中の薬が新薬として、安全且つ薬効があるか、副作用にどのようなものがあるかといった膨大なデータを管理・分析する際に、モニターの作業進捗度合いは、工程に大きな影響を与えかねません。それだけに臨床モニターの仕事はやり甲斐があるものです。

当然、新薬開発に関わるわけですから薬剤に対する知識は必要ですが、それだけでなく、自然科学等の知識も求められます。臨床開発モニターになるために、薬剤師の国家資格は必須資格とされているわけではありません。ですが、薬剤師資格を持っていれば転職の際に有利になる事は明らかです。

6年間の薬学課程を修了し、薬剤師の国家試験をパスされた方々は、相当の知識を持っていらっしゃるでしょう。しかし、臨床開発モニターへの転職を考えている薬剤師の方は、医薬品開発に関する要件等の知識をより高めておく事が必要となります。

開発中の新薬により、救われる可能性を持った人々は、子供からお年寄りまで、世の中に数え切れないほどいらっしゃるでしょう。前述のように、新薬が少しでも早く認可されるための手助けとなる臨床開発モニターの仕事に、薬剤に関する知識・経験が豊富な薬剤師の方が挑戦されるのは非常に喜ばしい事です。

より専門的な知識が必要とされる職種ではありますが、薬剤師としてのスキルをさらに活かしたいと考えている方には、是非おすすめしたい職種です。

ページの先頭へ